「下町ロケット」の作家・池井戸潤さん

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今日は「読書の日」ということで、人気作家を取り上げてみました。テレビドラマ化もされた「半沢直樹」「ルーズヴェルトゲーム」「花咲舞が黙ってない」などの原作本の作家・池井戸潤さん。10月からは直木賞を受賞した「下町ロケット」を原作としたドラマが始まりました。池井戸さんの宿命と作品の関係を視てみます。

まずはエネルギーの構造から。

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芸術系の人はエネルギーが片寄った人が多いですが、池井戸さんはバランスが良い方です。特徴は知識や研究などの学問的才能が強いということと、人を惹き付ける魅力・信用といった引力才能が強い人です。普通なら、先生や研究家へ進むか、銀行系の仕事に進む要素です。実際、池井戸さんは銀行に勤めた後、作家として活躍しています。

当然ながら、銀行での経験や知識を使った作品が多いのですが、基本は企業や業界、政治に対する反骨精神と弱者救済が作品の主題になっていることが多いようです。

池井戸さんの宿命の質は、追いつめられた状態から活路を見出すように、先頭になって物事を引っ張る、人々を引率するという質を持っています。正義感が強く、逆境を耐えしのぐタイプ、悪と戦う「庶民の味方」が宿命なのです。

実際の仕事に影響している才能は?

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作品を作る芸術性はとても高く、企画・構成をする探究心と知力が圧倒的に前面に出ます。これは演出・プロデュース力にもなりますから、単に情報を表現するのではなく、錬り込まれたストーリーというのも武器になっているはずです。

そしてこれらの才能は、改良改革、攻撃・反骨精神というエネルギーなので、それが作品のカラーになってくるということでもあります。