追悼、水木しげるさんの才能

「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの大ヒットマンガで有名な水木しげるさん、93歳でお亡くなりになり、妖怪の世界へ向かわれた。水木さんの才能を改めて視てみます。

水木さんの宿命を見て、最初に驚いたのは、「水の中に浮かぶ木」が水木さんの宿命の姿だったこと、「水木」というペンネームそのものだったことです、運命と言うものは不思議だなと改めて感じました。

水木しげるさん/漫画家(1922.3.8生)

 

まずは才能のバランスから。

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水木さんは、とてもマイペースで努力家で、一つのことを継続して行くパワーを持った才能の星を持っています。俗に言う職人気質の人です。この才能は仕事にも生活にも忍耐力を生み出します。苦しいどん底の生活にいても、耐えてコツコツとマンガを書き続けていた、それもこの忍耐の才能の成せるワザです。

そして知性芸術性の才能もあります。作家としての構成やストーリー、ひらめきや創造力、芸術的な表現もここから出ています。奇想天外なアイデアやキャラクター、伝承や不可思議なことをテーマにしているのも、この知力の影響です。

 

現実の世界で実際に発揮されている才能・能力は次の通りです。

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改革・探究知識・企画という能力が大半を占めます、これは作家としての才能を十分に発揮しているだけでなく、伝統文化を受け継いだり神秘的なものを探究したり、その一方で既成の枠を壊して新しいモノを想像するチカラです。

そして奉仕協調という保守能力が強いので、友情とか誰かを守るといった献身的な思いが作品に表れています。その反対に攻撃という才能を発揮する、これは水木作品の多くが「悪」との戦いを描いていることでもわかります。「誰かを守るために戦う」これが水木しげる作品の世界観なのです。

そして何より攻撃力は、精力的に活動するエネルギーになっています。

 

水木さんと言えば”妖怪”などの不可思議なモノの研究家としても有名ですが、彼はズバリ”霊感体質”です。戦時中には最前線で生死を賭けた極限状態と、大病と大けがを負い九死に一生を得る体験をしている水木さんですから、霊感が発揮されるのも不思議ではありません。

今は妖怪たちと楽しく談笑していることでしょう。ご冥福をお祈りします。